神戸市東灘区の小児科・アレルギー科ならばやしこどものアレルギークリニック

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NAC隊長のソロ活動

園医活動第2弾

先日、今年度から園医をすることになったAこども園で健診を行いました。

ここはNACからいちばん近いこともあり、顔なじみのこどもが多数在籍しています。

普段クリニックで見るこどもの様子と違った面が見られるかな?と思ったのですが、あまり違いはありませんでした。これは、NACが目指す「親御さんとこどもたちにとって居心地のいい空間」作りが成功している証でしょうか?(自画自賛)

今回は2時間で160人、ひとりひとりに挨拶をして楽しく診察しました。

やっぱり、子どもの健康に関われる仕事は素晴らしいです。

お昼休憩を挟んで午後はおなじこども園で、新しく着任された先生方を対象に食物アレルギーの講演を行いました。これも園医活動の一環です。

食物アレルギーのあるこどもが園で症状が出てしまったとき、どう対応するか。こういう講演ではアドレナリン自己注射薬(エピペン)の使い方の説明を必ず求められますが、これを使えるのは体重が15kg以上あるこどもです。

体重が15kgに達するのは何歳くらいでしょうか?

こども園に在籍するこどもの大半は15kgに達していません。そんなこども達に症状が出たときにどう対応するか?

このあたりを中心にお話ししました。みなさん熱心に聴いてくださいました。先生方がこれだけ熱心だと安心してお子さんを預けられますね。

 

兵庫県舌下免疫療法ハンズオンセミナー

スギが原因の季節性、ダニが原因の通年性。アレルギー性鼻炎の話です。

NACでは、スギまたはダニが原因のアレルギー性鼻炎の根治が期待できる舌下免疫療法を実施しています。

昨年スギの舌下免疫療法を始めたお子さん(親御さんもいます)の多くが「今年の春はとっても楽だった」と言ってくれています。

そんな舌下免疫療法をまだ実施していない施設の先生方を対象にしたセミナーで、神戸市立医療センター中央市民病院小児科の岡藤先生と兵庫県立こども病院アレルギー科の田中先生といっしょに講師をしてきました。

参加されたほとんどの先生方に「自分も始めよう」という気持ちになっていただき、講師冥利に尽きるセミナーとなりました。

休みの日に、ときどきこんな活動をしています。それじゃあ休みになってない?

いえいえ、普段の仕事と違うことをする、という点で十分リフレッシュになるんですよ(笑)。

成型肉にご注意!

マクドナルドの東京ローストビーフバーガー。

この商品の広告ではローストビーフの塊を包丁でスライスする写真が使われています。

これが“優良誤認広告”にあたるとして消費者庁によって景品表示法違反とみなされました。

なぜって?

実際に使われている肉は、かたまり肉をスライスしたものではなく、端切れ肉を集めて結着剤でくっつけた肉だったからです。

この手法は、レストランなどで供給されるサイコロステーキで以前から使われています。

味は普通の肉とあまり変わらないので、一般的には食べても区別はつかないでしょう。

問題なのは、この『結着剤』に乳タンパクであるカゼインが含まれていることです。

この商品を微量の牛乳の摂取で症状が出てしまう牛乳アレルギーがある子どもが食べるとどうなるか?

アレルギー症状が出ます。

場合によってはアナフィラキシーという重い症状が出ることがあります。

マクドナルドほどの大きな有名企業が、消費者の目が肥えたこの時代に、未だにこのような優良誤認広告を出していることはとても残念な驚きです。

「消費者に誤解を与えるような表現があった」と弁明していますが、これは「誤解」ではなく「虚偽」でしょう。

それにしてもこの事件、どうして発覚したのでしょう?

 

園医活動はじめました。

今年度から3つの幼稚園・保育園の園医を担当することになりました。

先日はその活動のスタートとして、幼稚園で健康診断を行いました。

園長室をお借りして診察を始めたところ、一列に行儀良く並んだ園児たちが続々入ってきます。

その一人一人と挨拶を交わし、診察をし、時には雑談も交え、あっという間に2時間が経ちました。240人余りのこどもの診察をして、疲れるかと思ったらそうでもなく、帰り際、診察についてくださっていた副園長先生に「とても楽しかったです」と伝えていました。

よく晴れた日で、帰路はなぜか清々しい気持ちでした。

子ども達の健康に関われる仕事って本当に素晴らしい。

幼稚園・保育園での業務は激務だそうで、毎年何名かの保育士が辞めていくと聞き、その大変さに思いを至らせつつ、若い保育士さん達にはその仕事の重要性を感じてなんとか長く続けてもらいたいなぁなんて考えました。

学術講演会で講演しました。

3月に、東灘区医師会で開催された学術講演会において『アレルギー診療は今、どうなっているのか』というタイトルで講演しました。

これは主に東灘区で診療している医師向けの勉強会です。小児科医だけでなく、内科、外科、眼科、皮膚科、整形外科などいろんな診療科の先生が聴きに来られます。

この講演のお話をいただいたとき、「そんな方たちの前で何を話そうか?」と悩みました。

2か月前から準備を始め、まずはノートにアイデアを書き留めます。そのうちに話のテーマが見えてきます。

食物アレルギーやアトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎など個々の病気について詳しく話すのではなく、アレルギー診療の楽しさや面白さややりがいについて話すことにしました。

ノートに講演の構成を細かく書いてストーリーを組み立てます。

これまでに読んだ論文をもう一度読み返したり、新たな論文を読んでみたり、まだ自分が手掛けたことのない治療について勉強してみたり。

こうしてノートに書きだした流れをもとに講演用のスライドを作っていきました。

いつもは「この内容で聴衆に伝わるだろうか?興味を持ってもらえるだろうか?」という不安を抱いて当日を迎えるのですが、今回は違いました。

「この講演、自分でも聴いてみたいな」という気持ちが湧き出てきたのです。

そして迎えた当日、いつもより少し多くの先生方が集まってくださる中で、講演が始まりました。

熱心にメモを取りながら聴いてくださっている先生が何人もいて、聴衆の反応も上々。

話す方も調子が乗ってきます。

予定時刻きっかりに終わり、終了後は多くの先生方から「面白かったよ」「ワクワクした」という感想をいただきました。

なにより、座長を務めてくださった先生が「間違いなくこの講演会でいちばん素晴らしい講演でした」と言ってくださったのが本当にうれしかったです。

2カ月かけて準備した甲斐がありました。