西暦2020年、人類は新型コロナウイルスという新たな感染症の脅威に晒されました。世界中が治療薬を求め、感染を予防するワクチンの早期開発を望みました。
予防接種とは、ワクチンによって体に免疫をつけて感染症にかからないようにすることです。そうしてひとりひとりの健康を守るのです。ひとりひとりの免疫が高まると、保育園・幼稚園や学校、職場、医療機関に感染症が入り込む機会が減り、社会の健康を守ります。受けた本人だけでなく身近な人や大切な友達、色んな事情で予防接種を受けられないこどもや受けられなかった大人を守り、ひいては日本の、そして世界の人たちの健康を守ることにつながります。
予防接種は変化の連続です。任意接種だったものが定期接種になったり、集団接種だったものが個別接種になったり。NACではこれまで、神戸市では集団接種だったBCGワクチンの個別接種化や、特定年代の男性を対象にした風しんワクチンの第5期定期接種などに迅速に対応してきました。これからもまだまだ変化が予想されますが、引き続き素早く対応していきます。
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生後間もない時期から始まる予防接種。そんな時期にクリニックを受診するのは、この先起こりそうな子育ての悩みの種を早期に見つけて解決するチャンスです。NACでは、ただワクチンを接種するだけでなく、体重増加、皮膚の状態、言葉や発達の遅れ、親御さんの表情などをつぶさに観察し、気づいたことがあれば検査や治療を提案するよう心掛けています。ガサガサした肌のこと、頭の形、出べそ、離乳食の与え方、体重の増え方、発達の遅れなど、気になっていることがあればぜひ予防接種の機会に相談してください。