NACでは月に一回、アレルギーのこと、お薬のことなどについてスタッフみんなで集まって勉強しています。
2月は発達障害(最近は「神経発達症」と言い換える方向にあるそうですが、便宜上ここでは「発達障害」と記載します)について、NACの近隣で発達障害の診療を専門に行っているふじた小児科の藤田杏子先生にレクチャーしていただきました。
世界的に見て、アレルギー疾患は増加傾向にあるのですが、発達障害も増加しています。
CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によりますと、2000年に「150人に1人」だったのが2018年には「44人に1人」の割合となっています。
NACには多くのお子さんが定期的に来院してくれますが、ひとりひとりが個性的でNAC隊長以下スタッフ全員が日々楽しませてもらっています。
そのひとりひとりの個性に合った接し方を学ぶのが今回の勉強会の目的でした。
NACで行っている食物経口負荷試験では2時間以上院内で過ごしてもらうため、お子さんが心地よく過ごせる環境づくりを心がけています。
この際に、親御さんから子育ての悩みについて相談される機会が多く、藤田先生のわかりやすい講演にスタッフはみな真剣に聞き入っていました。
そして、発達障害に限定せず、普遍的にいろんな個性を持つお子さんひとりひとりへの接し方を考えるきっかけになったようです。
藤田先生ありがとうございました。