神戸市東灘区の小児科・アレルギー科ならばやしこどものアレルギークリニック

神戸市東灘区本山中町4丁目13番15号ご相談 078-412-7925

お知らせINFORMATION

アレルギー疾患療養指導士

一般社団法人 日本アレルギー疾患療養指導士認定機構 という組織がありまして、この組織がアレルギー疾患療養指導士(CAI)という資格を持つ医療従事者を認定しています。

この機構のホームページによると、『CAIは、喘息やアトピー性皮膚炎などアレルギー疾患の治療や管理に関する専門知識を有し、患者さんや家族への指導スキルを兼ね備えたコメディカルスタッフです。』とあります。

要するに、NAC隊長の診療業務を大きくサポートしてくれる資格、というわけです。

これまでNACにはこの資格を持つ看護師が2名いましたが、先月新たに2名の看護師が資格試験に合格し、併せて4名になりました。

NACに来てくださるたくさんのお子さんのアレルギーの悩みを解決すべくサポートする中で、スタッフ一同日々成長していると感じます。

その結果としてCAI資格試験合格がありました。

これからさらにきめ細やかな医療を提供できるよう精進いたします。

直近の休診日

6月16日(金)午後は健診業務のため午後の診療が休診となります。

6月22日(木)は医師会のお仕事のため予防接種の時間がお休みになります。

7月14日(金)の午後の診察と15日(土)終日が学会参加のため休診となります。

直前のお知らせとなり申し訳ありません。

定期のお薬が必要な方は切らさないよう受診日の調整をお願いします。

AYA世代応援プロジェクト

2023年4月からならばやしこどものアレルギークリニックの英語表記を

Narabayashi Allergy Clinic for children, adolescents and young adultsと改めたことは先にお伝えしたとおりです。

Adolescents and Young AdultsをAYA世代と言います。

日本語に訳すと「思春期世代と若年成人」ということですから10代後半から20代半ばくらいまでの世代を指します。

食物アレルギーの原因で多い鶏卵、牛乳、小麦は、多くの方が小学校入学までに制限なく食べられるようになりますが、中には残念ながら食べられる量に制限が残ってしまう方もおられます。

このように食物アレルギーが十分に解決しないままAYA世代となった方々の支援を行うことがNACのmissionと考えています。

その一環として、鶏卵と牛乳にアレルギーがあるという共通点がある社会人のAさんと大学生のBさんの情報交換会を実施しました。

大学生のBさんが、「この先周囲にアレルギーのことをどう伝えたらいいのか、先輩はどうしているのか知りたい」と希望され、社会人のAさんが「ぜひ力になりたい」と協力を快諾してくれて実現しました。

場所は近所の大衆的なイタリアンレストラン。

お店には事前に事情をお話しして配慮していただきましたが、お二人には自分たちで食べられるものを選ぶ練習もしていただきました。

小麦アレルギーがあるとイタリアンでの食事は難しいのですが、鶏卵・牛乳の場合は案外選択肢が多いのです。

ランチを味わいながらAさん、BさんとNACのスタッフナースSとNAC隊長の4人でいろいろお話しました。

職場の同僚にアレルギーのことは伝えているのか、飲み会ではどう配慮したり配慮してもらったりしているのか、おつきあいする方にはどう伝えているのかなど、

診察室ではなかなかうかがえない話がたくさん聞けて、こちらからの情報提供もあり、お二人には有意義な時間を過ごしていただけたと思います。

NAC隊長とナースSにもたくさんの“気づき”があり、AYA世代への支援の重要性を再認識しました。

アレルギー症状が出てしまうことなく、会は無事に終了しました。

NACでは今後も要望があればこのような機会を設けますので、遠慮なくお伝えください。