神戸市東灘区の小児科・アレルギー科ならばやしこどものアレルギークリニック

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NAC隊長のソロ活動SOLO WORK

エピペンは”お守り”じゃない!!④

要するに、エピペンを“お守り”と考えている人はエピペンの効果がわかっていないのです。

とは言え、使ったことがない人に効果が分かろうはずもありません。

正直に打ち明けますが、NAC隊長だって、エピペン(アドレナリン)の効果をはっきりと実感し、適切に使えるようになったのは開業してからです。

勤務医時代は、お子さんが強いアナフィラキシーを生じても自分をサポートしてくれる医師や看護師が複数いたので、「まだアドレナリンを使わなくてもなんとかなりそうだ」と思えたのです。いざとなればそのまま入院して治療することだって出来たからです。

でも、開業してからは、医師は自分ひとり、看護師も2~3人(それでもいてくれるだけでとても心強いです)。

「これ以上悪くなったら、ここでは対応できない」という状況が見えるからこそ、勤務医時代に比べて早めの対応が出来るようになりました。

結局、その感覚が、医療者でない親御さんやお子さん本人がエピペンを使うべきタイミングと一致していたのです。

そう、早めの対応がキーワードなのです。