かゆみのない世界を目指して
改めまして、ならばやしこどものアレルギークリニックはアレルギー疾患の診療を得意とする小児科クリニックです。
アレルギー疾患のひとつと考えられるアトピー性皮膚炎をたくさん診ています。
この疾患はなかなか治らないと考えられていますが、乳児期から診ていると、3歳までに“治った”と感じられる状態になる子、中学生になってずいぶん軽症化したと感じられる子など、必ずしも「一生つづく疾患」ではないのかも?と感じます。
一方、皮膚科の先生は20代以上の大人のアトピー性皮膚炎をたくさん診ておられます。この疾患はなかなか治らないと感じておられるようです。
そんな中、御影で皮膚科クリニックをご開業されている田村先生にお声がけいただき、小児科と皮膚科合同の勉強会を開催しました。
田村先生の「アトピー性皮膚炎をドラッグフリーの状態にしてあげたい」という思いはNAC隊長とも共通するものですが、果たして可能なのでしょうか?
まだ答えが出ていませんが、「かゆみのない世界を知ってもらいたい」というのがNAC隊長とNACスタッフの共有する思いです。
近年、生物学的製剤という新しい薬が開発されてアトピー性皮膚炎のかゆみがかなり軽減出来る(人によっては「かゆみがなくなる」)ようになってきました。
軟膏を塗る、という基本的な行為は継続しなければなりませんが、これらは親御さんやお子さん本人にお任せするしかない治療です。
一方、生物学的製剤は注射薬であり、我々医療者が投与する薬剤です。言うなれば、ようやく医療者もかゆみの軽減に参加出来るようになったということです。
アトピー性皮膚炎がある子ども達が日々感じているかゆみをかなり軽減出来る治療なのですが、いざ始めるとなると、「注射」ってことに躊躇してしまうお子さんもいるのでしょうね。
その気持ちはわかります。でも一歩踏み出す勇気も必要です。
その勇気はどうすれば芽生えるのでしょうね・・・。
