年末恒例となりました、1年間の食物経口負荷試験結果のまとめです。
NACでは、食物アレルギーのあるお子さんが安全に食べられる量を明らかにして、食物アレルギーがあっても家庭での食事の時間を安全に楽しんでいただくことを目的としてこの検査を行っています。
リスクのある食物経口負荷試験を少しでも安全に行うには合併する他のアレルギー疾患(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎)をきっちり管理して、いい状態にしておく必要があります。
このため、食物アレルギーに関わり、食物経口負荷試験を行うことはNAC隊長だけでなくスタッフみんなのスキルアップにつながっています。
2025年はのべ338人(+5)に食物経口負荷試験を行い、53人(-3)に何らかの症状を認めました。
カッコ内は昨年からの増減数です。
鶏卵177名(+6)、牛乳83名(+13)、小麦34名(+5)、大豆3名(-4)、ソバ1名(-3)、クルミ4名(-11)、ヘーゼルナッツ3名(-4)、カシューナッツ3名(+2)、ピーナッツ6名(±0)、アーモンド6名(+1)、エビ6名(+4)、魚3名(-2:カレイ、サバ、タイ各1)、山芋2名(+1)、ゴマ、スイカ、キウイ、バナナ、イカ、桃各1名と、今年もいろいろな食材で行いました。
アドレナリンの筋肉注射が必要だった方は5名ですが、うまく症状の進行を止められなかったケースがありました。
アナフィラキシーの既往があって、エピペンを処方されているお子さんがいるご家族は、普段からエピペンの使い方を把握しておいてください。エピペンは持っているだけで御利益があるお守りではありません。外食や中食の際は必ずアレルゲン食材使用の有無を確認するようにしてください。外食時にエピペンを携帯していない場合はその外食は断念する、くらいの対応が必要です。
