新しい椅子
クリニックでも病院でも、診察室にあるのはたいてい座面が回転する丸椅子。
NACでも開院当初は同じようなものを置いていましたが、親御さんへの説明が長くなると、退屈したこどもが椅子を回転させて遊び始めてしまって、時に危険なことがあったので、しばらくして座面が回転しないシンプルな丸椅子に変更しました。
これだと廻して遊ぶこどもはいなくなりましたが、今度は床に足が届かないこどもが脚をぶらぶらさせてしまうことがあり、たまにNAC隊長の脛が蹴飛ばされてしまって、そのたびに心の中でイラっとしていたので、どうしたものかと思案していました。
こどもの足が床に届く高さの椅子だと診察時に腰をかがめることになり早晩腰を痛めてしまうことは目に見えていたので、足置きがある丸椅子だったらきっとうまくいくのでは?と考えていました。
この話を妻にしたら、そんな椅子を見つけてきてくれました。
5月の連休中に届いたので、連休明けから診察室に置いてみたところ、NAC隊長の思惑通り!
親御さんとの話が少々長引いてもこどもは落ち着いて座っていてくれるようになりました。
ただし、足置きの位置はボルトで固定するため、座面の高さを調節して対応する必要があります。
座面を回しての調節となるため、またこどもが廻して遊んでしまう危険があってそれだと元の木阿弥になってしまう・・・ので、敢えて座面は固定しています。足の長いこどもにはちょっと窮屈になってしまうのが悩みどころですが、これまでの丸椅子より小さめの座面がお尻の小さいこどもにピッタリで、こどもたちも進んで座ってくれるので、とりあえずOK。
“地に足がつく”安心感の大切さを実感しています。