3年目に入りました。
お陰様でならばやしこどものアレルギークリニック(NAC)は先月で開院3年目に入りました。
アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、気管支喘息、アレルギー性鼻炎などの、『アレルギー体質があると生じやすい病気』は複数を合併することが多いことがわかっていますし、実感しておられる方も多いことと思います。
そんなアレルギー疾患のトータルマネージメントを目指してクリニックを立ち上げ、日々診療しています。
アレルギー疾患は、時として死に直結するような事態も起こりますが、だいたいはそんなことありません。
むしろ、特に治療をしなくても生活できてしまうのかもしれません。
ですが、放っておいたままの生活は、実はとてもストレスフルです。
何かに集中していると気にならない『かゆみ』は、集中が切れると途端に勢いを増してきます。時には血が出てしまうくらい掻いてしまいます。
好き嫌いではなく、食べると何か症状が出てしまうために食べられないものがある生活は、不自由を感じます。栄養不足も気になります。
春や秋などの季節の変わり目になると夜間や明け方に咳や息苦しさがあってぐっすり眠れない、時には夜中に眠い目をこすって夜間に開いている医療機関を受診する。
常に鼻水が出ていて、くしゃみもよく出る、鼻をかむ機会も多い。鼻が詰まっていつも口が開いてしまっている。春になると目のかゆみやくしゃみ、鼻水がひどくて勉強が手につかない。
NACでは、こんな症状に悩まされているお子さんとご家族の生活を少しでも良くするお手伝いをしています。
定期的に通ってくださっている方々は表情がどんどん明るくなっていくのを実感しています。
残念ながら途中から顔をみせてくれなくなってしまった方々には、十分お力になれなかったのかと反省しつつ、今頃どう過ごされているだろうかと想いを馳せています。
元号が令和に変わるこのタイミングでお伝えしたかったのはこんなことです。
NACはこれからも皆さんが通いやすいよう、待ち時間対策なども講じていきます。いい治療を提供できるよう、勉強を重ねていきます。