食物アレルギーのある学童に向けたNACの取り組み⑥
今、食物アレルギーに対する企業の取り組みが進んできて、多くのファーストフード店のホームページでは、個々の商品に含まれる特定原材料7品目とそれに準ずる21品目含有の有無が掲載されています。
食物アレルギーのあるお子さんにとって嬉しい状況になってきています。
でも、食物アレルギーへの対応も時代と共に変化して、かつてはアレルギーがあれば原則「完全除去」とされていた対応が、今は「安全に食べられる量は食べる」に変わっています。
「含むか含まないか」だけの表示は「完全除去か否か」という時代の医療にようやく追いついただけで、今の医療には追いつけていない、と考えることも出来ます。
実現には多くの課題があるのかもしれませんが、企業の表示も「含むか含まないか」から「どれくらい含むか」に進んでくれるといいな。
というお話を研究会でしました。
「社会的に意義のある取り組みだ」と評してくれた先生がおられました。
まさにNACの理念である「その社会的使命を自覚して新しい知見を得る努力を怠らない」に沿った取り組みです。