秘密の宴
先日、千葉県は幕張メッセで開催された第56回日本小児アレルギー学会学術集会に参加してきました。
学術集会はその都度担当の会長が決まっていて、その先生の地元で開催されることが多いので、いろいろな地域に行ける楽しみがあります。
二日間にわたって開かれる学会の前夜に「会長招宴」なるものが催されている、ということを薄々知っていましたが、どんなものなのかはよく知りませんでした。
今回、NAC隊長のもとに、「会長招宴のお誘い」なるものが郵送されてきました。初めての経験です。
せっかくなので出席することにしました。
行ってみると、学会で講演をしてくださる名だたる先生方が出席されていました。
そう、この「会長招宴のお誘い」は学会に貢献した限られた人にしか来ないものだったのです。
そんな貴重な場になぜNAC隊長が出席出来たのか?
近年、学術集会は新たな知見についての講演などを聴く“座学”だけでなく、検査や治療を実際に行ってみる“実習”も行われるようになっています。
NAC隊長はその“実習”の主催者として3回連続で学術集会に関わらせていただきました。まだその検査や治療を経験したことがない医師に指導する役目です。
今回会長招宴にお呼ばれしたのは、そのご褒美だと思います。
だって、学会でのお仕事は報酬の出ないボランティアなのです。
アレルギー診療に貢献するために、準備には多くの時間を割きます。誤った情報をお伝えしないよう沢山の論文に目を通します。
この過程は自分にとってもとても勉強になります。
アレルギー診療に貢献できて、自分の勉強にもなる、こんな素敵なボランティア、そうそうありません。
当日は、予め決められたテーブル席で、これまた美味しい食事を堪能させていただきました。
これからも、仕事頑張ろうって気持ちがさらに強くなりましたよ。