今年も緊急事態宣言が出ました。
年を越しても収まらないコロナウイルス感染拡大を受けて、兵庫県下で緊急事態宣言が発出されました。
NACではこれまで通り、消毒、手洗い、換気など出来うる限りの感染対策に努めて診療を継続します。
ただ、ここまでコロナウイルスに関してわかってきたことを踏まえて、ひとつお願いをさせてください。
どうやらこのウイルスはこどもの間で感染が拡大するのではなく、大人からこどもへ感染を広げるようです。
ですから、ご来院の際に付き添われる保護者は極力一名にしていただきたいのです。
お子さんの状態に関してご両親に説明出来る機会は大切だと思っていますので、ご両親が付き添ってくださることは本来なら大歓迎ですが、新型コロナウイルスの特性を考えると、小児科クリニックでの感染拡大リスクを下げるためには大人の方々の来院に配慮が必要と考えます。
でもこれはある意味、ご家庭にとってはチャンスです。お子さんの状況をご夫婦で共有するチャンスです。
食物アレルギーのあるお子さんが、今何をどれくらい食べられるのか(食べられないのか)。
気管支喘息のあるお子さんは今どんな薬剤を使用しているのか。毎日きちんと服薬出来ているのか。
アトピー性皮膚炎のあるお子さんの肌はすべすべにコントロール出来ているのか。
アレルギー性鼻炎があって舌下免疫療法をしているお子さんが毎日欠かさず内服出来ているのか。お薬はどれくらい残っているのか。
お父さんお母さんのどちらが付き添ってこられても、お子さんの状況をきちんと把握されているって素敵です。
従いまして、ご来院の際に付き添われる際は、親御さんの体調について特に留意し、私たちにその情報をお伝えください。
よろしくお願いします。