神戸市東灘区の小児科・アレルギー科ならばやしこどものアレルギークリニック

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NAC隊長のソロ活動SOLO WORK

食物アレルギーのある学童に向けたNACの取り組み②

研究会をwebで聴講してくれた友人・知人から「いい発表だったよ」という嬉しい知らせをいただきました。

 

学童期までに食べられるようにならなかった子供たちに向けた治療として『経口免疫療法』というのがあります。

もう10年位前から行われている治療ではありますが、いまだに「研究段階」の域を出ず、一般化された治療ではありません。

当初は「日常摂取量(卵1個、牛乳200ml、うどん200g)を目指す」ものでしたが、それだと無理があることがわかってきて、現在は「少しでも食べられる量が増えるように」という風に変わってきています。

食物アレルギーがある子供たちの願いは「量や状態など、いろんなことを気にせず食べられるようになること」だと思うのですが、経口免疫療法はそういう治療ではありません。

他には生物学的製剤を併用した経口免疫療法や、経皮免疫療法などが研究中ですが、いずれも問題がありなかなか実用化の目途が立っていません。

では、今出来ることはなんでしょう?