神戸市東灘区の小児科・アレルギー科ならばやしこどものアレルギークリニック

神戸市東灘区本山中町4丁目13番15号ご相談 078-412-7925

お知らせINFORMATION

WEB問診はじめました

既にご利用くださっている方もおられますが、NACはWEB問診を導入しました。

ときどき、普段あまり付き添わない親御さんが来院された際に、お答えいただきたい問診項目に正しくお答えいただけていないことがあります。

WEB問診であれば、普段のお子さんの様子をよく理解されている親御さんが事前に入力して送信しておいていただければ、こういう事態が防げるものと期待したいです(笑)。

NACの受診が初めての方は、必ず先にお電話で受診の予約を取ってから記載してください。

初めてでない方も、受診予約が取れてからご入力ください。

入力して送信しただけでは予約を取ったことにはなりませんのでご注意を。

エピペンは”お守り”じゃない!!⑥

早めの対応をするには、慣れるしかない。

なんて言ってしまうと身も蓋もありません。第一、エピペンを使わなければいけないような状況を何度も経験するなんて、お子さんにしてみれば地獄です。

ではどうするか?

親御さんであれ本人であれ「もうちょっと待てるかな」と思ったタイミングが実はエピペンの使い時です。

前回お伝えした⑬の症状が出てからでは遅すぎます。

勤務医時代のNAC隊長が「もうちょっと待てるかな」と思っていた状況は、実際に日常生活で起こった場合には「もう待てない(待たない方がいい)」状況だったのです。

「もうちょっと待てるかな」がエピペンの使い時。

エピペンを“お守り”だと思っていたら、いつまで経っても危険と隣り合わせです(それじゃ“お守り”になってない)。

エピペンを親御さんやお子さんにとって本当の“お守り”にするにはエピペンをきちんと使えるようになることです。

あれ?

“お守り”じゃない!!って話だったのに・・・?

お後がよろしいようで(笑)。

 

エピペンは”お守り”じゃない!!⑤

製薬会社VIATRISのホームページには、「エピペンを使用するタイミング」として以下の13症状が挙げられています。

 

消化器の症状:①繰り返し吐き続ける ②持続する強い(がまんできない)お腹の痛み

呼吸器の症状:③のどや胸が締め付けられる ④持続する強い咳き込み ⑤声がかすれる ⑥ゼーゼーする呼吸 ⑦犬が吠えるような咳 ⑧息がしにくい

全身の症状:⑨唇や爪が青白い ⑩意識がもうろうとしている ⑪脈を触れにくい・不規則 ⑫ぐったりしている ⑬尿や便を漏らす

 

確かに、この13の症状は重篤です。すぐにエピペンを使わなければいけない状況です。

でも実際は、ここまで症状が進んでしまうとエピペンを一回使っただけでは改善しないことがあります。

だからこそ、早めの対応が重要なのです。

でも、そのタイミング、どうやって見極めるのでしょう?