神戸市東灘区の小児科・アレルギー科ならばやしこどものアレルギークリニック

神戸市東灘区本山中町4丁目13番15号ご相談 078-412-7925

お知らせINFORMATION

コロナ第6波下での対応について(2月17日更新)

「熱が出た」または「のどが痛い」お子さん、当院での検査は抗原定性検査となりますので、信頼性を高めるため発症当日の受診は控えて翌日以降の来院をお願いします。検査結果は10分程度で判明します。「どうしても」の場合はPCR検査を行いますが、結果が判明するのは翌日以降になります。NACの発熱外来は原則かかりつけの方を対象としています。毎日のお薬が足りなくなる場合は電話でご連絡ください。

「クラスでコロナ陽性者が出た」お子さん、学級閉鎖になった場合はその日から7日間無症状であることを確認してから来院をお願いします。毎日のお薬が足りなくなる場合は電話でご連絡ください。

「他のクラスでコロナ陽性者が出た」お子さん、本人が無症状ならそのまま来院していただいて構いません。
熱、咳、のどの痛みなどの症状があるお子さんは、来院前にお電話ください。来院していただく時間と来院方法をお伝えします。
来院されたら、クリニックに入る前に青い入り口にあるインターホンを鳴らしていただき、受付からの返答をお待ちください。
お手数をおかけしますが感染拡大防止のためご協力お願いします。

クルミの誤食にご注意!

日本テレビで放映中の『ザ!世界仰天ニュース』という番組はここ何年か、毎年2月にアレルギーを特集しています。

先日の放送では

1.pork-cat syndrome

2.クルミアレルギー

3.キニーネによる遅延型アレルギー

4.コリン性蕁麻疹

を紹介していました。

2.のクルミアレルギーは、目下絶賛増加中であることを以前お知らせしましたね。

今回紹介されたご家族は、お子さんにクルミアレルギーがあり、加工食品の表示や外食時の確認を怠らなかったにも関わらず、ある日の外食で症状が出てしまって「なぜ?」というエピソードでした。

外食で食べたパスタのジェノベーゼソースが原因だったようです。

あるお店でジェノベーゼソースパスタを食べて症状は出なかったのにほかのお店で食べたら症状が出てしまった。

本来ジェノベーゼソースには松の実が使われるのですが、シェフによってはクルミを使うことがあるため、誤食が起こってしまったと紹介されていました。

時々、医師から「クルミなどのナッツ類にアレルギーがあったとしても、ナッツ類は食べなくても生きていける」と言われたという親御さんの声を聴きます。

けれども、今回番組で紹介されたケースのように、本人や家族が意図していなくても起こってしまう誤食があるので、NACでは「食べなくても生きていける」と片付けることはせず、含まれていることがある食品をお伝えし、誤食が起こったときの対応について具体的にお知らせしています。

残念ながら、多くの飲食関係者は食物アレルギーに詳しくありません。

お客さんから「使わないで」と依頼された食材そのものを使っていなければ大丈夫だろうと考えがちで、もともと加工されたソースや食材にアレルゲンが含まれている可能性を考えないケースがよくあります。

クルミなどのナッツ類にアレルギーがあると、どうしても日常の中に“地雷”があることになってしまいます。“地雷”を踏まない気苦労は大変なものとお察ししますが、ナッツ類は微量で重篤な症状が出ることがありますので、くれぐれもご注意ください。