ならばやしこどものアレルギークリニックは2017年4月3日に開院しました。早くも3年が経ちました。
私たちにとってはあっという間ですが、こどもたちにとっては長い時間に感じられるかもしれません。
開院にあたって相談していたコンサルタントからは「ここでやっても流行らない」と言われました。
開院して10カ月が経ったころにお会いした先輩からは「お前、なんであんなところで開業したんだ。絶対流行らないぞ。すぐに移転しろ」と言われました(これはさすがにへこみました)。
それなのに、電車の駅や町中の電柱に広告を出すこともせず、最初はクリニックの看板さえもない状態で(オレンジの入り口の左にある看板は2年目に据え付けました)、
こどもたちの健康を守りたいという強い意志と、アレルギー診療への厚い情熱をもって、
アレルギーでお困りの方々のお役に立つべく、晴れの日も雨の日も風の日も雪の日も、スタッフ一同診療に励んでまいりました。
食べられなかったものが食べられるようになったり、痒くて眠れなかった日々がぐっすり眠れるようになったり、
たびたび夜中に急病センターを受診していたのがウソのように毎晩安心して過ごせるようになったり、
くしゃみ・鼻水・鼻づまりで困っていた生活が徐々に困らない生活になってきたり。
そんなこどもたちの生活の変化に、親御さんといっしょに感動し、喜びを感じてきました。
小さなクリニックとして出来る最大限の努力を続けてきたつもりですが、まだまだ十分お役に立てていないと感じることもあります。
これからもみなさんと一緒に笑い、泣き、感動し、悩み、考えて、こどもたちと二人三脚しているつもりで、よそ見せずに診療を続けていきます。
現在流行している新型コロナウイルスの影響でどうなるかわかりませんが、秋には記念イベントの開催を企画しています。
これからの課題は・・・
ならばやしこどものアレルギークリニックは英語名をNarabayashi Allergy Clinic for children and adolescentsと言いますので
長いクリニック名を省略して”NAC”と呼んでいただけるよう頑張ること、でしょうか(笑)。