神戸市東灘区の小児科・アレルギー科ならばやしこどものアレルギークリニック

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ならばやしこどもアレルギークリニックよりお知らせ

2019仕事納め

2019年、NACは12月28日が仕事納めです。

2019年はのべ273人に食物経口負荷試験を行い、59人に何らかの症状を認めましたが、救急車で病院に搬送となるようなことはありませんでした。

比較的安全な負荷試験を実施できたのはひとえにNAC隊長とスタッフの経験値がアップしたからかなぁと分析(自画自賛?)しています。

しかし、「絶対安全」な負荷試験はない!と肝に銘じて2020年も頑張ります。

新年は1月6日(月)から通常通り診療を開始します。

みなさん、安全で楽しい年末年始を過ごしてくださいね。

2019年ソロ活動のまとめ

2019年最後の講演として、兵庫県の2019年度 新規採用養護教諭研修でアレルギーに関する講演を行いました。20代の若い養護教諭の方たちが二日間にわたって受ける研修の初日最初の講演を任されました。

今、学校現場は、発達障害のあるこどもへの対応やいじめの問題など、アレルギー以外にもたくさんの課題を抱えています。そういった課題に対する講義が二日間にわたって行われる、その最初の講演を任されることになったのは責任重大です。NAC隊長の講演がつまらないと思われてしまっては、以後の講義へのモチベーションが下がってしまいかねません。

そこで今回は、講演の最初に、これから二日間の講義を聴くにあたって、「思いを致す」という姿勢で臨んでくださいとお伝えしました。

こどもたちはこんなことやあんなことでさぞ困っているだろうなぁと考えながら講義を聴いてくださいね、とお伝えしました。

NAC隊長の講演をみなさんメモを取ったりうなずいたり、雑談では爆笑してくれたり、とても真剣に聴いてくださいました。

こういう時は演者の調子も上がり、思う存分話しても質疑応答を含めて1時間45分、時間きっかりに終わりました。

その後送られてきた感想では、「これまで聞いたどのアレルギーに関する話よりも分かりやすかった」「アレルギーの話は以前にも聞いたことがあるが、今回新たな発見や気づきがたくさんあった」「こどものしんどさを理解し、エピペンが必要な場面で迅速な判断ができるよう努めたいと思った」など、講演者冥利に尽きることばをたくさん頂けました。

 

改めて数えてみると、2019年は学会や研究会での発表、医師会での講演、学校関係者への講演、保育園での講演、区民健康講座など合わせて12回の発表を行いました。毎月1回は発表している計算になります。対象者は医師、学校関係者、保育士、一般市民など多彩で、それぞれに合った内容を話したので、ひとつとして“使いまわし”ができませんでした。

このため、休診日のほとんどを発表とその準備に充てることになり、家族には少し寂しい思いをさせてしまったかもしれません。

来年は少し数を減らそうと思いますが、お呼びがかかれば極力断ることなく対応したいと思っていますので、どうなるかわかりません。

『アレルギーを持つこどもとその家族が、笑顔で充実した日々を送れるよう最大限の努力をする』という理念の実現・実行を続けていくのみです。

 

うまくいかないこともある?

昨年の今頃、A市で中学校の学校給食関係者(主に教師と養護教諭)の方々を対象に、食物アレルギーのある生徒に対する事前の対応や給食提供時の注意点、症状が出てしまったときの対応方法などについて講演しました。

中学校の先生を対象にした話は初めてだったので、A市から提供していただいた資料を参考に内容を組み立てて講演しました。

ところが、このときは何を話しても聴講者からは一向に反応が感じられませんでした。

雑談を入れても無反応、問いかけを投げてみても無反応・・・。とても苦しい時間を過ごしました。

終了後、何がいけなかったのだろう?と考えてみましたが、思い当たりません。

なのに、終了後のアンケートでは思いのほか好評だったようで、今年もまたお話をいただきました。

今年こそは、聴講者の方々に楽しんでいただける話をしよう!と昨年のスライドの構成や内容を見直して、アレルギーのある生徒に学校給食を提供することへの不安が少しでも少なくなるような内容をお届けすることを心がけました。

雑談や笑い話のような本当の話なども交えて一時間強お話ししました。

しかし、やはり今年も、無反応、無反応、無反応・・・。

終了後はさすがにへこみました。「いい講演」というのは演者だけで出来るものではありません。聴講者からの反応があると演者もノッてきて、結果、楽しい空気が流れるのです。思う存分話してもたいていちょうどいい時間に終了するのです。

一方、あれだけ無反応だと、演者にとって講演の時間はどんどん苦痛になってきます。しっかり話さなければという思いはもちろん強くありますが、「早く終わらないかな」という気持ちも芽生えてしまいます。

帰り道、「もし来年も依頼が来たら、断ろう」と決めました。

これまで、講演の依頼を断ったことはありません。でもさすがに今回のような苦しい時間をもう一度味わいたいとは思いません。断る、という選択肢もあっていいだろう。

 

後日送られてきたアンケート結果は、今回の研修会の内容が「わかりやすかった」と答えた人が81%、「どちらかといえばわかりやすかった」も加えると95%・・・。

今回の研修会の内容は今後、学校での対応で役立ちそうですか?という質問に「はい」「どちらかといえば役に立ちそう」を合わせると90%・・・。

自由記載では「話し方、雰囲気、内容、非常に聞きやすかった」「問題点がわかりやすかった」「昨年も参加したが、改めて学ぶことが多かった」・・・。

 

なんだろう、このギャップ?

もし来年も依頼が来たら、どうしよう・・・。